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KUMAMOTO 2 SHOWROOMS — ESTIMATE

熊本2展示場撮影 見積と粗利内訳

2026年8月31日 / 社内検討用(山崎さん共有) / 作成:喜友名

サマリー

区分項目金額
請求クライアント請求(税抜)526,000円
消費税(10%)52,600円
クライアント請求(税込)578,600円
1本あたり(税抜/税込)263,000円/289,300円
原価原価合計(税抜)286,000円
うち実費(交通費・宿泊費)46,000円
粗利粗利(税抜)240,000円
粗利率(総額ベース)45.6%
粗利率(制作売上ベース・実費除き)50.0%
余力目標粗利40%までのバッファ29,600円

対象:JIDAI合志展示場・北熊本展示場の2本セット/2026年9月9日・10日で仮押さえ済み/撮影は九州の森山さんチーム2名体制。指示の1本25〜30万円レンジに収まる設計です。

1. クライアント請求見積(税抜・2本セット)

項目数量単価金額
動画撮影費(カメラマン)2日60,000円120,000円
機材費(高画質撮影・素材管理費込み)2日20,000円40,000円
交通費(実費想定)1式—30,000円
宿泊費(2名×1泊・実費想定)1式—16,000円
撮影進行管理(現場ディレクション・2日)2日30,000円60,000円
台本・構成費2本30,000円60,000円
動画編集・仕上げ(色補正込み・小堀水準)2本90,000円180,000円
ショート展開・投稿用素材整形2本10,000円20,000円
小計(税抜)——526,000円
消費税(10%)——52,600円
合計(税込)——578,600円

2. 請求 × 原価 対比(税抜)

項目請求原価粗利粗利率
動画撮影費(カメラマン)120,000円100,000円(50,000円/軒×2軒)20,000円16.7%
機材費40,000円—40,000円100%
交通費30,000円30,000円(実費想定)0円0%
宿泊費16,000円16,000円(実費想定)0円0%
撮影進行管理60,000円60,000円(30,000円/日×2日)0円0%
台本・構成費60,000円—60,000円100%
動画編集・仕上げ180,000円80,000円(編集20,000×2本+カラグレ20,000×2本)100,000円55.6%
ショート展開・投稿用素材整形20,000円—20,000円100%
合計526,000円286,000円240,000円45.6%

3. 粗利率の見方

区分売上原価粗利粗利率
総額ベース(実費込み)526,000円286,000円240,000円45.6%
制作売上ベース(実費46,000円を除く)480,000円240,000円240,000円50.0%

総額に実費が含まれている分、45.6%は実力値より低く出ます

売上526,000円のうち46,000円(交通費30,000+宿泊費16,000)は粗利ゼロの実費で、預り金に近い性質です。案件そのものの収益性を見るときは、これを売上・原価の両方から除いた制作売上ベース480,000円に対する50.0%で判断するのが実態に近くなります。

1本あたりでは請求263,000円 − 原価143,000円 = 粗利120,000円です。

4. 追加原価の吸収余力(イレギュラー工数のバッファ)

クライアント請求526,000円は固定のため、撮影・編集その他でイレギュラーな工数が発生した場合、その原価はそのまま粗利から差し引かれます。目標粗利40%を維持したまま追加で割り振れる金額は次のとおりです。

目標粗利40%までのバッファ

総額ベースで29,600円 / 制作売上ベース(実費除き)なら48,000円

総額ベースで40%を死守する場合、原価は286,000円 → 315,600円まで許容できます。この29,600円が、追加工数・想定外費用に割り振れる余剰です。

追加原価ごとの粗利率シミュレーション

追加原価原価合計粗利総額ベース制作売上ベース状態
0円(現状)286,000円240,000円45.6%50.0%目標達成
10,000円296,000円230,000円43.7%47.9%目標達成
20,000円306,000円220,000円41.8%45.8%目標達成
29,600円315,600円210,400円40.0%43.8%総額ベースの限界
40,000円326,000円200,000円38.0%41.7%総額ベースは目標割れ
48,000円334,000円192,000円36.5%40.0%制作売上ベースの限界

29,600円で吸収できるもの(目安)

イレギュラー項目想定単価29,600円での吸収可能量
編集の追加発注(当社メンバー)20,000円/本1本分(残9,600円)
カラーグレーディングの追加20,000円/本1本分(残9,600円)
交通費・宿泊費の超過実費46,000円 → 75,600円まで
機材費が別途発生した場合未確定29,600円まで(40,000円枠をフルに使うと38.0%に低下)
撮影の8時間超過分単価未提示森山さんへ超過単価の確認が必要

機材費40,000円の枠はフルには使えません

機材費は今後の外注先変動に備えたバッファ枠として請求に立てていますが、実際に40,000円の機材費原価が発生すると総額ベースの粗利率は38.0%となり目標を下回ります(制作売上ベースなら41.7%で維持)。総額ベースで40%を守る前提であれば、機材費・その他の追加原価を合計29,600円以内に収める必要があります。

5. 単価設計の考え方

ディレクション費は計上していません

ヤマダホームズのディレクションは月額運用費であらかじめ確保しており(要因追加ですでに値上げ済み)、JIDAIも特殊案件ではあるものの小堀と同様に月6本の投稿枠に含まれる1本です。ここで別途ディレクション費を立てると二重取りになるため、本見積では計上していません。

撮影費の増額はカラーグレーディングを前提にした負担増による

撮影費は完全なパススルーだったため1日10,000円×2日を上乗せしていますが、これは利益調整のためだけではありません。Log撮影は撮影当日の露出管理・確認用モニター設定・データ量2倍に伴うバックアップ作業を伴い、撮影側の負担が通常より上がっています。編集費(カラーグレーディング込み)だけを上げる形にすると、撮影当日にかかっているこの負担が価格に反映されません。

カラーグレーディングの工程を詳しく説明した資料

なぜこの工程が必要か、データ量がどれだけ増えるか、工程がどう増えるか(そしてカット編集と並走させる進め方)を図でまとめています。

カラーグレーディングとは何か

撮影進行管理はパススルー

森山さんチームの提示単価30,000円/日はこれ以上引き上げられないため、上乗せせずそのまま通しています。この項目の粗利はゼロです。

機材費40,000円は今後の外注先変動に対するバッファ

森山さんの正式見積には機材費の項目がなく、カメラマン費50,000円/軒に機材が含まれていると読める形です。今後の小堀案件で撮影地・外注先が各地に変わり機材費が別途発生するようになった場合は、この40,000円から差し引いて総額を動かさずに吸収できる設計にしています。

6. 未確定・要確認事項

交通費・宿泊費は実額未提示(計46,000円)

森山さんからまだ実額の提示がありません。粗利ゼロで請求しているため、実額が想定を超えた分はそのまま粗利減になります。クライアント見積に「実費精算」と注記するかどうかは要判断です。

8時間拘束の超過リスク

森山さんの条件は「移動時間を含め8時間以内、超過する場合は追加費用」。福岡から熊本は片道1.5〜2時間のため、初日(9/9)は移動+合志展示場の撮影で8時間を超える可能性があります。超過単価が未提示のため、バッファ29,600円で足りるかどうかが読めません。撮影スケジュール確定前に単価の確認が必要です。

撮影素材の再編集は事前相談が必要

森山さん側の条件では撮影素材・完成動画の著作権は先方帰属で、素材データの転用・再編集を行う場合は事前相談とされています。見積の「ショート展開・投稿用素材整形」は素材の再編集にあたるため、クライアント提案の前に可否を確認しておく必要があります。

7. 参考:オプションと代替案

項目金額(税抜)備考
ドローン撮影50,000円前後別枠計上。悪天候で飛ばせない場合に項目ごと外せる形にする(小堀枠と同じ考え方)

2本に分けるより1本にまとめたほうが良い内容になる可能性も議論に出ています。その場合は8/14 Mtgで合意済みの小堀枠の考え方を踏まえ、1本で40〜45万円程度(税込44〜49.5万円)のレンジを想定しています。

8. 関連資料